見守り電気の記事が掲載されました

見守り電気の記事が掲載されました

本日発行の週刊ビル経営に見守り電気の記事が掲載されました。当社(株式会社アイキューフォーメーション)の代表岩瀬とR65不動産(65歳以上にターゲットを絞った不動産会社)を展開するR65の山本社長、アイアル少額短期保険(日本で初めて孤独死保険を発売した)の安藤社長との三者対談記事です。電気という、本当にすべての家庭ネットワークしている素晴らしいしくみをつかって社会問題に取り組んでいく、当社の新しい商品です。業界内で専門の方々には一定のご評価を頂いております。詳しいことはこちらでもご紹介していきます。

週刊ビル経営2018年8月6日号

お申込み方法

お申込み方法

お申込みの方法について1枚にまとめたものを制作しました。
当社はクレジットカードと銀行口座振替が基本的なお支払方法です。2つはお申込みの方法が異なります。理由としては、クレジットカードを紙ベースでのお申込みはセキュリティに問題が発生し、扱いがとても手間がかかります。また、銀行口座振替はネット完結するのは、規模的にまだ利用できないためです。
資料をご覧になり、お申込みの方法をご確認ください。

比較メニューのお問合せについて

比較メニューのお問合せについて

当社の寄付電気は各エリア(例えば東京電力管内)で提供される「従量電灯」と同額としております。例えば関西電力さんのはぴeタイムなどのメニューを現在契約しているのだけど、どうでしょうか?
というお問い合わせを頂きます。結構普及しているようですね。そのためお問合せにご返信をした回答を例として掲載します。
思ったのですが、電力のメニューって最適化どうかわかりにくいですよね。個別の質問にも極力お答えします。そしてここにその解答を掲載していきましょう。当社にご加入いただくかどうかはまったく気にしません。これも何かのご縁なので、お役に立てれば、そして皆様の声を聴くことで新しいアイデアが出るかもしれません。

以下はぴeタイムです。お客様から従量電灯Aに切り替えると高くなるか、というご心配のに対して回答をいたしました。

(以下本文)

お問合せの結論ですが、わからない、と言うのが答えです。

理由としては(少々不慣れな単語がありますがご容赦ください)
寄付電気は「従量電灯」です。この意味は使う量によって単価が変る「従量性」ということです。
関西エリアですと関西電力の従量電灯Aと同額にしておりますから
最低料金334.82円
15~120kWhまで1kWhあたり19.52円
120~300kWhまで1kWhあたり25.33円
300kWh以上1kWhあたり28.76円
となります。
一方、お問合せのはぴeタイムは時間料金制です。
昼間、夜間、土日で料金単価が変わります。また夏季料金もあります。
基本料金は2160円+388.80円×10kWを超える1KW
比較の基準が異なる基本料金です。
そして使った分は夏季昼間が34.31円/kWhであったりと夏はちょっと高め、
夜間は10.51円/kWhととっても安い、価格です。

お客様がお使いの設備が
「夜、お湯を沸かしてそれを大きな魔法瓶みたいなものに入れて昼間使う」
などの夜間煮沸給湯などをお使いでしたら、このプランはお安いです。
それと電気使用量が多い(例えばオール電化など)は安いと思います。

仮に普通のお宅で月に300kWh(再生可能エネルギー賦課金、燃料調整費を除いて約7000円くらい)
なら当社の方(従量電灯)が安くなると思います。

はぴeタイムの特性上使用量が大きくないと安くならず(オール電化)
また夜の使用が大きくないと安くならないためです(夜間煮沸)

以上

※上記記事は関西電力さんが提供する商品についての批判などの意図は一切ありません。もしそのように可能性を感じる場合は当社までご連絡をください。訂正の対応をいたします。

電気がどうして安くなる

回は従量料金の説明で終わりました。基本料金+従量料金が電気代です。そのため、40A契約で400kWhを使うと、

280.8×4=1123.2円(基本料金)

120kWh×19.52円=2342.4円

180kWh×26円=4680円

100kWh×30.02円=3002円

となり、これの総和(厳密には総和ではないのですが※1)が電気料金になります。この金額に燃料調整費と再生可能エネルギー賦課金を加えたものが当月の請求額になります。

こちらが従来からある電力会社(料金例は東電さん)の計算式です。

で、問題はなぜこれが新電力で安くなるかです。

東電さんなどは当たり前ですが、自社の発電所です。でも厳密には分社化されています。発送電分離という体制に向けた準備です。発電、送電、売電と別れます。

現在は電力会社の電気の一部そしてたくさんの発電事業者さんの電気が「電力取引所」というところに送られます。電力会社以外に発電している人がいるのが意外ですが、鉄鋼、製紙など産業的に電気の需要がある産業の会社は昔から自家発電のノウハウを蓄積していて、その延長線で売電をしています。それらの企業が発電した一部が同様に市場に送られます。新電力は市場や発電事業者さんから電気を購入します。これが電力会社の設定している電気より安い(はず)のため電気が安くなります。

市場から調達する新電力は電気代をテーブルではなく「時価」で買います。30分ごとに値段が付きます。お客様には30分ごとに値段を変えて販売するのは不可能ですから、1年分くらいの電気代を予想して「価格」を設定します。

新電力の価格構成は

調達した電気の金額

電気を運ぶ送電の費用(託送料)

ロス率(電線で無くなる分)

となります。

つまり、従来の電気代と比べて××%安くなります、という簡単そうな比較なのに、全く異なる計算式を付け合せるので、相当複雑な計算が必要です。

おまけに市場価格は30分ごとに変動します。市場に出される電気の金額は需要、気温、原油価格など様々な要因で決まります。だから難しいで作業になります。

そんな作業をして新電力の価格が決まり、お客様に×%お安くなります、というアプローチを完成させます。

電気が安くなるその2

電気が安くなるその2

前回もなんだか紆余曲折してしまい、ほんと文章が下手だなと思います。すみません。前回をまとめると安い電気を買って、電気を作ったところに払う、販売と支払が新電力の役目、そして電気を運ぶのは従来の電力会社さんだから、やってくる電気はどこの新電力で買っても同じもの。同じものだから安い方がいい。という説明です。

じゃあどんだけ安くなるんだ?というご説明です。

電気の料金には幾つかの種類とその種類ごとに料金に内訳があります。分解してみましょう。

まずは種類です。電気には高圧と低圧があります。高圧は特高と高圧に分かれます。高圧は主に事業所や工場などで使われる電気で、2006年に自由化しています。一般のご家庭はほとんど関係なく、現在価格は相対で決まります。つまりお見積りと交渉です。

次は低圧。低圧は主なものは3つです。従量電灯Bと従量電灯C(東電管内)と低圧電力。主なもの以外はオール電化メニューとか夜間機器電力とか蓄電池とセット電力とか、古いものでは定額電灯などいっぱいあります。いっぱいあるので、この辺のメニューのお話はまたこんどです。この低圧(BとCと低圧電力)の料金を見てみるとどれも「基本料金」と「従量料金」に分かれます。

以下東京電力さんを例にとって説明します。

基本料金は10アンペアで約280.8円です。40A なら1123.2円の基本料金です。これは全く使わない場合には半額になります。例えば賃貸で人は住んでないけどちょっと内見したとか、それでも満額いきます。なのでブレーカー上げておかないとだいたいコレがかかります。従量料金は使った分にかかります。メーターはそのためにあります。なかなか知られていませんが、電気は使う量が多いほど単価が高くなります。初めの120kWhまでは19.52円、120を超えて300までは26円、300kWh超は30.02円です。いっぱい使う人は高い単価になります。この階段の意図は「社会保障的な意味合い」と聞いたことがありますが、定かではありません。

40A とかの基本料金のベースはブレーカーです。通常は40が多いですね。40アンペアというのはどのくらいかと言うと、ヘアドライヤーのパワフルなのが1000Wくらい。エアコンが大きさにもよりますが800W~1200Wくらいです。それを足して4000になるとブレーカーが落ちます。

従量はもっと複雑で、100Vの電気で10A(1000W)を1時間使った電気量が1kWhです。この積み重ねが1ヶ月の電気代の計算になります。またまた、どうして安くなるという話になりませんでしたが、また続きを書きます。

書いていて思うのですが、電気の話ってホントわかりにくいなと。わかりにくいのでちゃんと理解しないといいことありません。今後ともよろしくお願いいたします。

電気が安くなるその1

電気の下がる理由を解説しようと思います。以前、神サポ電気の下がる率の話など断片的なっ書き方をしてしまい、ちょっと解りにくいかな?と思っています。そのため、新しく下がるわけとして、何回かに分けて解説をします。

新電力になると停電するとか、安定供給されないとか、そんなことは全くないことも含めて説明したいと思います。

その1電気の販売の意味とは?

制度と仕組みの話になります。電気は皆さんのご家庭に来るまでの道のりは、簡単に言うと、発電所、大きな電線、小さな電線、電信柱、メーター、おうちです。どの家庭もこの形態です。いろいろな発電所で発電された電気がどこからも大きな電線に送電されます。大きな電線はロスが少ないので、一定のところまで来て小さな電線で小分けにします。新電力の電気も、一般電気事業者(東電さんとか関電さんなど昔からある電力会社)の電気も、火力も水力も原発(動いている地域は)太陽光も風力もいったん混ざります。一緒に運ばれてきます。よく、ウチは太陽光の電気だけを買っているとか、再生可能エネルギーの電気を売っている会社から買っているという方がいらっしゃいますし、再生可能エネルギーにしてくれともいわれます。でも、お使いになる電気は、地域が同じなら皆さん全く同じ電気です。これは安定性や安全性にも言えることで、東京電力さんから新電力に変えても来る電気は同じですから、電気の品質には変わりません。すでに電力自由化から2年が経ちますが、当初は新電力に変えると電圧が下がるとか、停電したら点かないとか真顔で聞かれました。同じ電線でうちの会社の電気だけ止めるかと、できませんよ、と説明するのが仕事だった時期もあります(笑)

でも、電力自由化の啓蒙が進み、そんなことは言われなくなりましたが、再生可能エネルギーの話は言われます。これは下がる理由と同じなので解説します。我々はお客様から電気代を頂きます。それを仕入れた電源元に払います。電気代を受け取ったところが安く電気を売っていれば電気は安くなります。新電力は市場と発電事業者さんから買うのが普通ですから、その価格が一般電気事業者さんの提供価格(総括原価方式)より安くなれば、安くなります。また高価な再生可能エネルギーに対価を支払えば高くなります。だから再生可能エネルギー比率の高い電力メニューは通常の電気より高くなります。エコに貢献するという意味ではとても大事な選択です。でも、実際に使っている電気は同じ電気なのです。安く仕入れることで安く売るということができるので、新電力は価格低減が可能です。