電気の下がる理由を解説しようと思います。以前、神サポ電気の下がる率の話など断片的なっ書き方をしてしまい、ちょっと解りにくいかな?と思っています。そのため、新しく下がるわけとして、何回かに分けて解説をします。

新電力になると停電するとか、安定供給されないとか、そんなことは全くないことも含めて説明したいと思います。

その1電気の販売の意味とは?

制度と仕組みの話になります。電気は皆さんのご家庭に来るまでの道のりは、簡単に言うと、発電所、大きな電線、小さな電線、電信柱、メーター、おうちです。どの家庭もこの形態です。いろいろな発電所で発電された電気がどこからも大きな電線に送電されます。大きな電線はロスが少ないので、一定のところまで来て小さな電線で小分けにします。新電力の電気も、一般電気事業者(東電さんとか関電さんなど昔からある電力会社)の電気も、火力も水力も原発(動いている地域は)太陽光も風力もいったん混ざります。一緒に運ばれてきます。よく、ウチは太陽光の電気だけを買っているとか、再生可能エネルギーの電気を売っている会社から買っているという方がいらっしゃいますし、再生可能エネルギーにしてくれともいわれます。でも、お使いになる電気は、地域が同じなら皆さん全く同じ電気です。これは安定性や安全性にも言えることで、東京電力さんから新電力に変えても来る電気は同じですから、電気の品質には変わりません。すでに電力自由化から2年が経ちますが、当初は新電力に変えると電圧が下がるとか、停電したら点かないとか真顔で聞かれました。同じ電線でうちの会社の電気だけ止めるかと、できませんよ、と説明するのが仕事だった時期もあります(笑)

でも、電力自由化の啓蒙が進み、そんなことは言われなくなりましたが、再生可能エネルギーの話は言われます。これは下がる理由と同じなので解説します。我々はお客様から電気代を頂きます。それを仕入れた電源元に払います。電気代を受け取ったところが安く電気を売っていれば電気は安くなります。新電力は市場と発電事業者さんから買うのが普通ですから、その価格が一般電気事業者さんの提供価格(総括原価方式)より安くなれば、安くなります。また高価な再生可能エネルギーに対価を支払えば高くなります。だから再生可能エネルギー比率の高い電力メニューは通常の電気より高くなります。エコに貢献するという意味ではとても大事な選択です。でも、実際に使っている電気は同じ電気なのです。安く仕入れることで安く売るということができるので、新電力は価格低減が可能です。