お正月からMYDENKI

お正月は都内でテレビを見ていました。東京ガスさんのCMでマイ電気を連呼してくれているので、ひょっとして間違ってこのサイトを閲覧している方もいらっしゃるのでは。このドメイン確か昨年の3月に取得しています。一緒.comも要りませんかね。東京ガスさん買ってください(笑)だって、
4日午前9時。東京都新宿区にある東ガスのコールセンターに問い合わせの電話が殺到した。聞き手の関心はガスではなく、この日契約の受け付けを始めた電気だ。2時間半で問い合わせは約300件にのぼった。
(5日日経新聞より抜粋)
2時間半で300件です。これって流したCM量から言ったら殺到している感じはないですが、おそらく着信がオーバーフローしたのでしょう。個人宅向け電気(低圧)市場は8兆円。ですがこれ純消費ですから相当デカいです。正月明けからCMはソフトバンクも売っていました。東急電鉄は駅張り等です。
前から書いているように電気だけではそんなに安くなりません。何とセットになるか、どんなおまけがついてくるか、がポイントです。基本1年縛りですから、4月までの間もしくは5月くらいまでにいろいろなメニューを比較して、一番安いところ契約すればいいのですが、携帯のように2年縛りと1年縛りが交錯していつ解約しても解除金がでる恐れもありますよね。
今はいろいろ見比べてみましょう。

家庭用電気のメニューが発表に

クリスマスくらいから各社いろいろ家庭向け電気の発表が相次いでいますね。
https://request.tokyo-gas.co.jp/power/req/index.html
まずは東京ガスの話。東京ガスから電気を購入すると一般的な家庭で年間5000円電気料金が安くなると言う発表がありました。たぶん24日。
さてこの話のみそは一般的な家庭の定義でしょう。それは年間[電気4,700kWh(40A)]です。これってどのくらいでしょうか?たぶん11000円くらい(東電の場合)
つまり今東電で11000円の人が年間で5000円くらい安くなります。1カ月だけ半額になるんですね。さらにガスとセットにするとさらにお得。
かどうかはわかりません。付帯サービスが必要な人とかにマッチしていればいいのではないでしょうか。特筆すべきは、今発表されたこと。自由化による新電力は1月1日から予約が取れます。早い者勝ちという反面、他社のメニューとの比較をしたい、という意図があり先に出したい後出しじゃんけんというちょっと面白い感じです。なので、安くなります!けど詳細は不明です的な告知がとっても多くなっています。
街で見てください。AUショップも「AU電気始まります」って大きく書いてあります。たぶんJCOM電気でしょうけど。たまたまウチにJCOM電気のチラシが入っていたので、次回はその検証。
いつ、どこと契約すれば得か?これから本題です。

節電の本音

元経産省完了の古賀氏のメールマガのページです。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46293
要約すると、原発再稼働を含めていろいろな思惑が動いているから、気をつけとと言っていますが、我々にはあまり関係ありません。この記事から読まなくてはならないのは、安そうに見えて高い電気を購入していかん!ということです。
つまり節電プランとセットで電気を販売するので単価は上がると言うプランだって出てくるはずです。節電はいろいろなやり方がありますから、とても曖昧な言葉です。スマートメーターを使って監視をするもの節電ですし、「電気こまめに消しましょう」もそうです。いいことです。が、それが電力メニューとセットになって費用に乗ってくるのはおかしいのではないでしょうか?
昔からでんこちゃんがでてくるCMでは節電はテーマでした。違和感がないのですが、これがもし食品メーカーだとしたら、「あんまり食べないでね。太るから」みたいな話です。肥満と食生活は密接ですが、こんなCMしている会社はありません。
つまり、節電と電力単価は別物なんです。節電は政治、電気代は経済です。消費側がそこを考える必要はありません。最適な、一番安い電気を探しましょう。

低圧電力のニュースが多いです

ちょっと前の日経新聞に「関西電力が関東で頑張っている」という記事がありました。場所的にもいい場所で、でもあまり具体的なニュース性も無くて、ちょっと変な記事だなと思っていましたが、おそらく電力自由化に向けて旧電力会社のリエアが無くなってきているということを言いたかったのでしょう。
ご存知のように電力は各社送電できる範囲(エリア)が限定されて許可されています。東電が関西電力の地域に販売することはできません。でもこれは現在でいうと低圧のことだけで、高圧以上では可能です。関西エリアのセブンイレブンに東電が売電するニュースがありました。これと同じことが来年の4月以降に各家庭でできることになります。

東電とユウセン

電力の自由化を受けての、東電の提携が毎週のようにニュースとして取り上げられています。これはユウセンさんとの提携です。ユウセンさんは昔、昔に有線放送というものがあったころにイケイケな会社でした。どこの喫茶店も有線放送が入っていて、音楽がその経由で配信されていました。最近はブロードバンドの会社になっているようですが、詳しくは知りません。もちろんこの提携の思惑は電力自由化後に東電がユウセンのお得意先である飲食店などに電力販売のサポートを受ける形でしょう。

http://news.mynavi.jp/news/2015/05/12/656/

電力自由化で一部個人の電気は携帯電話とセットになり、飲食店の電力は有線放送(あるのか?)とセットになる、もしくはユウセンさんが営業をするようです。

一部の個人とそれ以外はどう違うのでしょうか?

電力会社の提携

東京電力がいろいろな会社と提携しています。いままで、提携なんて全くやっていなかった会社がすごい提携ラッシュです。それだけ電力の自由化はチャンスが大きいのでしょう。まずはこれをご紹介。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1505/14/news075.html
いろいろなところで書かれていますから、見方もいっぱいです。でも結局は電気と電話のセット割が始めると言うことですね。ソフトバンクの携帯と東電の電気(おそらくソフトバンクの電気としてOEM提供するでしょう)をセットで購入すると合わせて月額1万円ぽっきり。みたな感じですね。電力の自由化で始める、わかり易い変化です。今までまったくの別物だった電気と電話がセットになります。家族で入れば電電ファミリー、昔のことを知っている人にしかはまらないおやじギャクです。
これから電気をめぐる提携をいろいろご紹介します。電力の自由化のビジネスチャンスを探りましょう。