節電の本音

元経産省完了の古賀氏のメールマガのページです。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46293
要約すると、原発再稼働を含めていろいろな思惑が動いているから、気をつけとと言っていますが、我々にはあまり関係ありません。この記事から読まなくてはならないのは、安そうに見えて高い電気を購入していかん!ということです。
つまり節電プランとセットで電気を販売するので単価は上がると言うプランだって出てくるはずです。節電はいろいろなやり方がありますから、とても曖昧な言葉です。スマートメーターを使って監視をするもの節電ですし、「電気こまめに消しましょう」もそうです。いいことです。が、それが電力メニューとセットになって費用に乗ってくるのはおかしいのではないでしょうか?
昔からでんこちゃんがでてくるCMでは節電はテーマでした。違和感がないのですが、これがもし食品メーカーだとしたら、「あんまり食べないでね。太るから」みたいな話です。肥満と食生活は密接ですが、こんなCMしている会社はありません。
つまり、節電と電力単価は別物なんです。節電は政治、電気代は経済です。消費側がそこを考える必要はありません。最適な、一番安い電気を探しましょう。

低圧電力のニュースが多いです

ちょっと前の日経新聞に「関西電力が関東で頑張っている」という記事がありました。場所的にもいい場所で、でもあまり具体的なニュース性も無くて、ちょっと変な記事だなと思っていましたが、おそらく電力自由化に向けて旧電力会社のリエアが無くなってきているということを言いたかったのでしょう。
ご存知のように電力は各社送電できる範囲(エリア)が限定されて許可されています。東電が関西電力の地域に販売することはできません。でもこれは現在でいうと低圧のことだけで、高圧以上では可能です。関西エリアのセブンイレブンに東電が売電するニュースがありました。これと同じことが来年の4月以降に各家庭でできることになります。

高圧電力

電気には高圧と低圧があります(他にもありますが)で高圧と言われているものが一般的に事業用に使われる電気です。これは2000年から自由化されていて、すでに15年もやっているわです。その割には知られていませんよね。

2000年(平成12年)3月に特別高圧で受電するお客さま(原則2000kW以上)を対象に始まった電力の小売部分自由化は、段階的に自由化の範囲が拡大され、2005年(平成17年)4月より、高圧で受電するすべてのお客さま(原則50kW以上)に拡大されました。これにともない、供給システムが整備されました。

な感じです。これは電気事業連合会のWEBサイトです。

つまり新電力を使うと事業所などは電気が安くなるのです。なんでいまさらそんなことを、なんですが、来年の自由化の前にこの事業も免許制になります。そのためいろいろな制度が変わってくるので、事業用電気としてちょっとわかったことを記載しようと思います。

TPOINTって????

東電がTポイントを導入するそうです。確かにおまけ文化が主流の今のマーケティングではTポイントは便利なおまけシステムです。ただこれ1%なんです。月に10000円払う電気料金で100円分のポイントがもらえることになります。ポイントの不思議なところで、これでなんかうれしい気がします。電力自由化で競争が激化するので、とりあえず今までやったことが無かったマーケティングやら販促やらを何でもやろう、そうだ!ポンタもある、一緒にやろう。という感じらしいです。

ここから推測できることは、来年の4月以降相当な激戦になるのでしょう。どんな激戦なんでしょうか?

それを今後このサイトのテーマに書いていきます。テーマは電力自由化と電気選びです。

だって相当な激戦だから損する会社もあり、得する会社もあり。前に書きましたが通信自由化の時のように大企業ができる可能性もあるのです。それと並行して、損する商品者、得する消費者も出てきます。

東電とユウセン

電力の自由化を受けての、東電の提携が毎週のようにニュースとして取り上げられています。これはユウセンさんとの提携です。ユウセンさんは昔、昔に有線放送というものがあったころにイケイケな会社でした。どこの喫茶店も有線放送が入っていて、音楽がその経由で配信されていました。最近はブロードバンドの会社になっているようですが、詳しくは知りません。もちろんこの提携の思惑は電力自由化後に東電がユウセンのお得意先である飲食店などに電力販売のサポートを受ける形でしょう。

http://news.mynavi.jp/news/2015/05/12/656/

電力自由化で一部個人の電気は携帯電話とセットになり、飲食店の電力は有線放送(あるのか?)とセットになる、もしくはユウセンさんが営業をするようです。

一部の個人とそれ以外はどう違うのでしょうか?