前回もなんだか紆余曲折してしまい、ほんと文章が下手だなと思います。すみません。前回をまとめると安い電気を買って、電気を作ったところに払う、販売と支払が新電力の役目、そして電気を運ぶのは従来の電力会社さんだから、やってくる電気はどこの新電力で買っても同じもの。同じものだから安い方がいい。という説明です。

じゃあどんだけ安くなるんだ?というご説明です。

電気の料金には幾つかの種類とその種類ごとに料金に内訳があります。分解してみましょう。

まずは種類です。電気には高圧と低圧があります。高圧は特高と高圧に分かれます。高圧は主に事業所や工場などで使われる電気で、2006年に自由化しています。一般のご家庭はほとんど関係なく、現在価格は相対で決まります。つまりお見積りと交渉です。

次は低圧。低圧は主なものは3つです。従量電灯Bと従量電灯C(東電管内)と低圧電力。主なもの以外はオール電化メニューとか夜間機器電力とか蓄電池とセット電力とか、古いものでは定額電灯などいっぱいあります。いっぱいあるので、この辺のメニューのお話はまたこんどです。この低圧(BとCと低圧電力)の料金を見てみるとどれも「基本料金」と「従量料金」に分かれます。

以下東京電力さんを例にとって説明します。

基本料金は10アンペアで約280.8円です。40A なら1123.2円の基本料金です。これは全く使わない場合には半額になります。例えば賃貸で人は住んでないけどちょっと内見したとか、それでも満額いきます。なのでブレーカー上げておかないとだいたいコレがかかります。従量料金は使った分にかかります。メーターはそのためにあります。なかなか知られていませんが、電気は使う量が多いほど単価が高くなります。初めの120kWhまでは19.52円、120を超えて300までは26円、300kWh超は30.02円です。いっぱい使う人は高い単価になります。この階段の意図は「社会保障的な意味合い」と聞いたことがありますが、定かではありません。

40A とかの基本料金のベースはブレーカーです。通常は40が多いですね。40アンペアというのはどのくらいかと言うと、ヘアドライヤーのパワフルなのが1000Wくらい。エアコンが大きさにもよりますが800W~1200Wくらいです。それを足して4000になるとブレーカーが落ちます。

従量はもっと複雑で、100Vの電気で10A(1000W)を1時間使った電気量が1kWhです。この積み重ねが1ヶ月の電気代の計算になります。またまた、どうして安くなるという話になりませんでしたが、また続きを書きます。

書いていて思うのですが、電気の話ってホントわかりにくいなと。わかりにくいのでちゃんと理解しないといいことありません。今後ともよろしくお願いいたします。